ID-50で画像の送受信(DVモード)、専用ソフトウェア※1をインストールしたAndroid端末を接続※2することで、画像編集、閲覧ができます。また、Windowsパソコンでの画像編集、閲覧も可能です※3。ID-50なら音声だけでなく、画像によるコミュニケーションも楽しむことができます。
※1 ST-ID50A(無償ソフトウェア)
※2 USBケーブル(USB TypeC⇔Type-C/市販品)が必要。
※3 ST-ID50W(無償ソフトウェア)、USBケーブル(USB Type-C⇔Type-A/市販品)が必要。
近くにレピータが無くても遠距離通信が楽しめる※
ターミナル/アクセスポイントモードでは、RS-MS3AがインストールされたAndroid端末、またはRS-MS3WがインストールされたWindowsパソコンとケーブルで接続することで、インターネット回線や携帯電話回線を経由した通信が可能になります。また、このID-50をアクセスポイントとして使用することもできます。D-STARレピータにアクセスできないエリアでも、快適な遠距離通信を楽しむことができます。
ターミナルモード
アクセスポイントモード
※ RS-MS3A(無償ダウンロード)とUSBケーブル(USB Type-C⇔Type-C/市販品)または、RS-MS3W(無償ダウンロード)とUSBケーブル(USB Type-C⇔Type-A/市販品)が必要。
PC対応OS:Windows®10以降。
Android™端末対応OS:Android5.0以降。USBホスト機能が必要。
また、ターミナル/アクセスポイントモードで待ち受け運用するにはIPv4のグローバルIPアドレスが付与されたインターネット回線が必要です。(Android端末で携帯電話回線を使って運用する場合は、その端末にIPv4グローバルIPアドレスの付与が必要です。)
キャリア回線利用時には、パケット通信料が発生します。
アクセスポイント側の無線機は、クライアント側の無線機と異なる局免許が必要です。詳しくは、JARL「アマチュア無線と公衆網との接続のための指針」をご確認ください。
※インターネット/キャリア回線に関しては、ご契約のプロバイダ/キャリアにお問い合わせください。ご契約条件により多額の接続料が発生する場合があります。
信号の位置やバンドの状況が一目でわかる
受信信号の履歴を時系列で確認できるウォーターフォール表示を装備。信号の位置、バンドの状況、空き周波数の情報を、より詳細に知ることができます。センターモード、FIX(固定)モード、FIX(固定)SCROLLモードの設定が可能です。
- センター表示:現在の受信周波数を中心に、一定範囲内の受信信号を表示します。
- FIX表示:「FIXモードセンター周波数」で設定された受信周波数を中心とし、一定範囲内の受信信号を表示します。
- スクロール(FIX)表示:「FIXモードセンター周波数」で設定された受信周波数を中心とし、一定範囲内の受信信号を表示する受信マーカーが表示範囲を超えた場合、スクロールして表示します。
テキストでのコミュニケーションが楽しめる
<無償ソフトウェア> RS-MS1A (Android)をインストールした端末から、テキストメッセージの送信や各機能の設定や操作が可能。端末のキーボードを使用できるので、テキストの入力も簡単です。
急な雨や水辺でも安心して運用できる
防水性能はアマチュア無線機最高水準のIPX7※を実現しています。雨の日や、水しぶきのかかるような環境でも、安心して運用していただくことができます。
※バッテリーパック、アンテナを正しく装着した状態で水深1mの静水(常温の水道水)に静かに沈め、30分間放置したのちに取り出して、無線機として動作すること。
2波同時受信対応で、交信のチャンスを逃さない
V/Uだけでなく、V/V、U/Uの同時受信が可能。 どちらの周波数でも待ち受けすることができるので、呼び出にもスピーディに対応することができます。 効率のよい待ち受け受信、より高度な運用を実現します。
※DV/DVの組み合わせでの同時受信はできません。
FMラジオ、エアバンドなど、多彩な受信が楽しめる
ニュースや天気予報等、移動先での情報収集に便利なFMラジオを搭載。さらに、 パイロットや管制官の臨場感あふれる通信を聴くことができる、VHFエアバンドの受信にも対応しています。しかも、エアバンド受信に便利なプリセットメモリーも実装しています。交信だけでなく、多彩な受信も楽しむことができます。
microSDカードで様々なデータを保存できる
交信データ(周波数、日時等)や音声、画像データ、GPSログの記録が可能。ファームアップや、プログラミング、レピータリストの更新にも活用できます。
知らない場所でも、最寄りレピータがすぐわかる
みちびきやGLONASSにも対応することで、高精度測位を実現した高性能GPSレシーバーを内蔵。最寄りレピータ自動リストアップ機能でにより、知らない場所でも、すぐに最寄りレピータへアクセスができます。また、デジタルモードでは、交信しながら位置情報の送信が可能です。他にも、位置情報自動応答機能、GPSログ機能など、多彩な機能を実現しています。
※緯度/経度/高度の測位精度は、電波の受信状態によって異なります
位置情報自動応答機能
自局コールサイン宛ての信号を受信した際、自局の位置情報を自動的に知らせる機能です。 ID-50同士なら、お互いが常に自分の位置を知らせることができるので、ハイキングやツーリング等にはとても便利です。
GPSログ機能
GPSログ機能をONにすることで、自動的にGPSデータがmicro SDカードに保存されます。 データは一般的なNMEAフォーマット。移動運用後、自宅でPCの地図上に移動ルートを表示することが可能です。
最寄りレピータ自動リストアップ機能
内蔵のGPSにより、最寄りのレピータを自動的にリストアップ。 レピータデータは、プリインストールされているので、初めて訪れた場所でも、スムーズにレピータにアクセスすることができます。
USB Type-C™での充電ができる※
プログラミングやCI-Vによるリモートコントロールが可能なUSB Type-C端子を搭載。USB Type-Cでの充電にも対応しています。またUSBホスト機能にも対応しており、接続したPCからID-50のmicroSD内のファイルの読み書きが可能です。
※充電用ACアダプター/USBケーブル(無線機側USB Type-C/市販品)が必要。
既存/旧モデルのオプション類が使えるので経済的。
ID-31やID-51、ID-52のオプション類(一部除く)が使用できます。さらに、バッテリーパック(BP-272、BP-307)は、IC-705とも共通。前述の機種をお持ちの方は、各種オプションを有効に活用していただくことができます。
アイコン式メニューで分かりやすい
メニューには視認性に優れたグラフィカルなアイコン表示を採用。ボイス送信、音声メモ、スコープなど、各種項目が一目でわかるため、スムーズな設定、直感的な操作が可能です。
大型LCD&LCDバックライトで見やすい
多くの情報を一目で確認できる視認性に優れたフルドット大型LCDを採用。文字の大きさを維持しながらメイン、サブの周波数同時表示を可能にしています。 また、暗い場所でも見やすいLCDバックライトも備えています。
1波受信なら大文字表示で見やすい
1波のみが大きく表示される、シングルバンドモードにも対応。文字が太くなり、より見やすくなりました。また、GPSの位置情報などを下部に表示する機能も搭載しています。
多彩なデータをCSV形式で保存できる
周波数やモード、自局位置等のデータをCSV形式で保存できる交信ログ機能を搭載しています。 様々な運用データを簡単に保存、管理することができます。
スピーカー出力750mWの大音量
750mWの大音量スピーカーを搭載。屋外でも聞き取りやすく、クリアな通信を実現します。
運用時間の目安
BP-271 |
BP-272(オプション) |
BP-307(オプション) |
約4時間30分 |
約8時間 |
約12時間30分 |
※送信1分:受信1分:待ち受け8分(パワーセーブON(short)、FMモード時)で運用した場合
その他の機能
- 放熱効率向上により安定した運用を実現。
- DVモードのFastデータ通信機能。
- 最寄りレピータ(D-STAR/アナログ)のスキャン機能。
- ボイスレコーダー機能を搭載。
- 外部電源端子を装備。
- 充実した受信用プリセットメモリー。など
ID-31/ID-51/ID-52との機能比較