IC-9100のD-STARレピーター運用は、RS-BA1と組み合わせることでID-1よりも快適な1200MHz DV運用ができます。
レピーターの表示が日本語になり、DRモードのような感覚で操作できます。
RS-BA1 DRモード
HF+50MHz+144MHz+430MHz+(1200MHz)〈SSB・CW・RTTY・AM・FM・DV〉100W トランシーバー
※ | オプションのUX-9100が必要。 |
1200MHzバンドユニット <UX-9100> |
アマチュアバンドHF〜1200MHz※をフルカバー。 DX ハンティング、コンテストからサテライト通信、EMEまで、この1台で幅広いニーズに応えます。 また、固定機としては初めてDV(デジタル・ボイス)モードも搭載しています。
※ | オプションのUX-9100(1200MHzバンドユニット)が必要、 また、UX-9100を装着した場合、JARDまたはTSS株式会社の保証認定を受ける必要があります。 |
サテライトモード表示例 |
IC-911で高い評価を得ているサテライトモードを搭載。 シンプルな操作で高度な衛星通信を可能にしています。
リバースシフトはもちろん、周波数の差が一定になるノーマルシフトにも対応。
ドップラー効果による周波数変化も簡単に補正。
アップとダウンリンクの周波数及びモードをメモリーすることが可能。
衛星通信に最適な出力に調整することが可能。
D-STARユニット <UT-121 標準装備> DR(D-STAR REPEATER)モード表示例 GPSデータ受信表示例 |
JARL(一般社団法人日本アマチュア無線連盟)が開発したD-STAR®の標準方式に沿った DV(デジタル・ボイス)モードに対応。 D-STARならではのクリアな音声でシンプレックス通信や、 レピータ、インターネットを介した遠距離通信が楽しめます。 さらに、DVモードでメッセージやGPSデータ※を送ることも可能です。 また、D-STARのシステムや設定に関する詳しい知識がなくても、 簡単に設定できるDR(D-STAR REPEATER)モードも搭載しています。
<DVモード時のおもな機能>
※ | 自局の位置を表示するにはGPSレシーバー等が必要です。(手動による入力も可) |
※ | ゲートウェイを介するインターネット接続や、異なるゾーンのレピータへの接続に 必要な情報の管理は、JARLの管理サーバが行うため、事前にJARLの管理サーバに コールサインを登録する必要があります。 |
HF+50MHz、144MHz、430MHz、1200MHz※の4バンド間での2波同時受信が可能。 しかも、サブバンドもメインと同じIF DSP。 メインとサブで同じ受信性能を実現しています。 さらに、運用モードもバンド毎に独立して設定することができます。 また、メイン側で送信しながらサブ側で受信するフルデュプレックス運用にも対応。 簡単な操作で、テレフォンスタイルの交信やサテライト通信が楽しめます。
※ | オプションのUX-9100が必要。 |
バンドスコープ受信表示例 |
アイコムはバンドスコープも標準装備しています。 信号の発見はもちろん、バンドコンディションを一目で把握できるため、 効率の良い運用が可能になります。
優れた解読率を誇るボドーRTTY用デモジュレーターとデコーダーを標準装備。 パソコンや外部機器を使用することなくRTTYの信号を解読することができます。 また、微弱な信号の解読を可能にするツインピークフィルターやゼロインを容易にする チューニングインジケーターも装備しています。
4chのメモリーキーヤー、多機能エレクトロニックキーヤー(スピード可変〈6〜48WPM〉、 DSPによる波形整形機能、長短レシオ〈2.8:1〜4.5:1〉、極性反転、バグキー機能)など、 CWマニアのニーズを満たす充実の機能群を備えています。 もちろん、フルブレークインにも対応しています。
オートアンテナチューナー <標準装備> |
1.9MHz帯〜50MHz帯までをカバーするアンテナチューナーを内蔵。 一度マッチングさせた同調ポイントはメモリーにバックアップされるため、 スムーズなバンドチェンジが可能です。 また、アンテナ端子については、HF/50MHz帯用2系統(オートアンテナセレクター内蔵)に加え、 144MHz帯用、430MHz帯用、1200MHz帯用(UX-9100装着時)を装備しています。
背面にUSB端子を装備。簡単にパソコンと接続することができます。 もちろん、従来のCI-Vリモート端子も装備しています。
オプションのクローニングソフト(CS-9100)を使用すれば、各種設定を容易に行うことができます。 また、パソコンのキーボードを使えば、メモリーネーム等もスピーディに入力することができます。
※ | CS-9100によるクローニングには、別途市販のUSBケーブル(ABタイプ)が必要です。 |
RS-BA1表示例 |
イーサネット、IP網経由の遠隔操作と音声のハンドリングを可能にする
IPリモートコントロールソフト「RS-BA1」に対応。
離れた場所からIC-9100をコントロールすることができます。
注) | 遠隔操作に関する法令を順守して運用してください。 |
高級機に採用されている32ビット浮動小数点DSP&24ビットAD・DAコンバーターを搭載しています。 変復調、IFフィルター、ツインPBT®、マニュアルノッチ、スピーチコンプレッサー、 RTTY用デモジュレーター&デコーダー等をデジタル処理することで、 飛躍的な性能アップを実現しています。
<メインバンド用DSP> ADSP-21369 動作クロック 333MHz 32bit 浮動小数点 処理能力=2000MFLOPS |
<サブバンド用DSP> ADSP-21375 動作クロック 266MHz 32bit 浮動小数点 処理能力=1600MFLOPS |
成熟の域に達したアナログ技術と先進のDSP技術を高次元で融合させることで 第3次インターセプトポイント(IP3)+30dBmクラス(HF帯)を達成。 強力な信号が林立する環境下でも、目的の信号を捕えます。
IFフィルター(6kHz/3kHz) |
3つの1st IFフィルター(15kHz、6kHz※、3kHz※) を、 モードに応じた適切な通過帯域幅(FM/DVモード時は15kHzのみ) に切り替えることができます。特に、帯域幅3kHzの1st IFフィルターは、 近接周波数の強力信号からの影響を軽減させることができます。
※ | オプション、HF/50MHz帯用。 |
IC-9100では、IC-7800/7700/7600と同様にイメージリジェクションミキサーを 2nd MIXに用いたシンプルなダブルスーパーヘテロダイン方式を採用。 歪みの原因となるミキサー、アンプ、フィルター等の回路を減らし、 インバンドIMD特性を飛躍的に向上させています。これにより、 これまで内部歪みやノイズに埋もれていた信号を、浮かび上がって聞こえてきます。
安定した運用を実現する大型ヒートシンク |
PA部にアイコムが誇る先進の広帯域技術を投入。 HF/50MHz〈100W〉、144MHz〈50W〉、430MHz〈50W〉の高出力を実現しています。 さらに、アルミダイキャストフレームとクーリングファンを採用することで、 安定した運用を可能にする高い信頼性を確保しています。
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※ | EME等のための免許申請目的に限り、 144MHz帯出力100W、430MHz帯出力75Wの改造措置(有料)を承ります。 |
※ |
144MHz帯もしくは430MHz帯において50Wを超える免許を取得するには、
無線局変更検査が必要です。 また、EMEを行うには、高ゲインのアンテナが必要です。 |
広帯域をカバーしながら、V/UHF帯の感度は、高い評価を得ているIC-911と同等の SSB/CW時-19dBμ(10dB S/N時)のハイスペックを達成。 しかも、IF DSPによる混信、ノイズ除去機能により、あらゆる状況でV/UHF専用機である IC-911を凌ぐ了解度を実現しています。
TCXOタイプの高安定度基準発振水晶ユニットを標準装備。 幅広い温度範囲(0〜+50℃)で、周波数安定度±0.5ppmを達成しています。 RTTYなど、高い周波数安定度が求められるケースでも安定した運用を実現します。
各種デジタル機能は、AGCループ内で処理。目的信号に対し確実にAGCを動作させています。 これにより、フィルター外の強力信号によるブロッキングを根本的に排除しています。 なお、AGC の時定数はFAST/MID/SLOWをワンタッチで選択できる他、 それぞれを連続可変で設定することも可能です。
32ビット浮動小数点DSPの採用、DSPによるAGCループ内処理により、 数々の高性能デジタル機能群を実現しています。この多彩なDSP機能群は、 HFオールバンド、50MHz帯はもちろんV/UHF帯においても威力を発揮します。
2種類(シャープ/ソフト)から、しかも信号を受信しながら切り替えることができる デジタルIFフィルターを搭載。運用バンドやコンディション、コンテストやDXペディション等、 あらゆる状況下でもっとも最適なフィルターを選択できます。
目的信号の上下から同時に混信を受けた場合に、絶大な威力を発揮するデジタルツインPBT®。 シフト量、可変方向、通過帯域幅をディスプレイ上で確認しながら操作することができます。 また、IFシフトとして動作させることも可能です。
ノイズリダクションはノイズを強力に減衰させることにより、 ノイズに埋もれていた信号を相対的に浮かび上がらせます。 なお、抑圧可変レベルはノイズレベルに応じて16段階で可変することができます。 また、ノイズブランカーはスレッシュホールドレベルの可変に加え、 ブランク時間のパラメーターやブランキング時の減衰量も設定することができます。
帯域内のビート妨害やチューニング等の不要信号を強力に減衰させる2タイプのノッチフィルターを装備。 マニュアルノッチは減衰量70dB以上を実現しながら、AGCループ内で処理しているため、 強力なビートもAGCに影響を与えることなく減衰させます。 また、動くビートに対して自動追従するオートノッチも装備しています。
※ | D-STARは一般社団法人日本アマチュア無線連盟の登録商標です。 |
※ | PBT、デュアルワッチはアイコム株式会社の登録商標です。 |