144/430MHz トランシーバー
IC-V1
144MHz
IC-U1
430MHz |
送信段には、低電圧で動作するパワーMOS-FETを採用。これにより、付属のバッテリーパック(BP-222N 7.2V 600mAh)でハイパワー7W(IC-V1)の送信出力を実現しています(IC-U1は5W)。また送信出力は状況に応じて3段階切り換えができます。
LOW | MID | HI | |
IC-V1(VHF) | 0.5W | 4.0W | 7.0W |
IC-U1(UHF) | 0.5W | 2.0W | 5.0W |
表示内のメーター
LOW | MID | HI | |
RFメーターの表示 |
オプションのデジタルユニット(UT-118)を装着することで、デジタル音声通信に加え、同時にデータ通信(約950bps)が可能です。例えば、本機 と市販のハンディGPSレシーバー(出力ポート付き)を本体側面にあるDATA端子に接続すれば、本機の表示画面でGPSからの測位情報を確認することができ、受信した測位情報をDV(デジタルボイス)モードで送信し、あらかじめ本機とPCを接続した局が受信すれば、パソコンに表示された地図上※で相手の位置を確認することができます。そのほか、簡易なメッセージの送受信も可能です。
※ | PCには市販の地図ソフト(GPSデータNMEA0183の入力対応)をインストールする必要があります。 |
※1 | GPSデータは、本機の側面パネル(DATA端子)とGPSレシーバーのRS-232C端子をクロス変換を介して接続します。 |
※2 | RS-232C端子を装備しているGPSレシーバー(市販品)をご使用ください。 |
IC-V1/U1はGPSが出力する次のNMEAセンテンスに対応しています。 「RMC、GGA、GGL、GSA、VTG」接続ケーブルについては、上記の物をご用意ください。 |
業務仕様の堅牢性を実現するために、外装材にポリカーボネイト樹脂、内部にはアルミダイキャスト製シャーシを用いたモノコック構造により、堅牢性を向上させています。タフなアウトドア使用にも音を上げません。
必要最小限のツマミ/スイッチ類を集約することで、カンタン明快な操作性を実現。また、適度な大きさの筐体とあいまって抜群のホールド感と操作性を誇っています。さらに、操作性を向上させるために、ダイヤルとボリュームの入れ替え機能も搭載しています。
液晶表示部には視認性に優れた、アルファニューメリックによるアルファベット表示を採用し、情報を一目で把握できます。
メモリーは最大200chまで使用可能。また、CALLチャンネル1chとプログラムスキャンエッジメモリ3組(6ch)を装備しています。すべてのメモリーチャンネルで運用周波数のほかに、
200CHに書き込んだメモリーチャンネルの内容を10個のバンク(A、B、C、D、E、F、G、H、I、J)に分割して編集可能。さらに各バンクには、0〜199および1A〜3Bのすべてのメモリーチャンネルを割り当てることができます。
各メモリーにはアルファベット、数字、記号を使用して、6文字以内で名前(ネーム)を入れることができます。
メモリー30chに「LOCAL」とネームを付けた例 |
文字入力一覧表 |
メモリー書き込み後、[V/M/C(MW)]スイッチを押し続けることで、1CHだけ自動的に繰り上がり、VFOモードになります。 メモリーチャンネルを続けて書き込みをするときに大変便利な機能です。
目的に応じて最適なスキャンがお選びいただけます。
CPUにCTCSSおよびDTCS機能を持たせ、快適な待ち受け受信に最適な多彩なトーン運用を可能にしています。また、トーンスケルチおよびポケットビープ®機能も標準装備しています。
バッテリー運用時間の目安
バッテリーパック | 運用時間 | |
---|---|---|
IC-V1 | IC-U1 | |
BP-209N <Ni-Cd> (7.2V/1100mAh) | 約3時間20分 | 約3時間40分 |
BP-210N <Ni-MH> (7.2V/1650mAh) | 約6時間 | 約7時間 |
BP-211N <Li-Ion> (7.4V/1800mAh) | 約6時間10分 | 約8時間15分 |
BP-222N <Ni-Cd> (7.2V/600mAh) | 約2時間15分 | 約2時間50分 |
※ | D-STARは社団法人日本アマチュア無線連盟の登録商標です。 |
※ | アイコム株式会社、アイコム、ICOMロゴ、ポケットビープはアイコム株式会社の登録商標です。 |